【作曲DTM】DTMを始めたのに曲が完成しない理由~現役作編曲家が考える「完成させる力」とは~

【はじめに】DTMを始めたのに、曲が完成しないとお悩みですか?

ッドホンをして音楽制作(DTM)に没頭しているクリエイターの後ろ姿
DTMを始めたものの、

・「8小節しか作れない」
・「Aメロだけで止まってしまう」
・「音色ばかり選んでしまう」

そんな悩みを持っている方は、とても多いと思います。

僕自身も、最初から曲を完成させられたわけではありません。
音楽は近所のピアノ教室から始まりました。音大や専門学校へ進学したわけではなく、DTMも最初はカセットテープでの多重録音からのスタートです。

その後、バンドでキーボードを担当していましたが、解散をきっかけに「自分で作るデモのクオリティをもっと上げたい」という思いから、本格的にDTMに取り組み始めました。
現在はAbleton Liveを中心に制作し、アーティストへの楽曲提供や自身の作品制作を行っていますが、「曲を完成させる力」は最初から持っていたものではありません。数え切れないほど試行錯誤を繰り返し、少しずつ身につけてきたものです。

だからこそ、DTM初心者の方がどこでつまずき、どんな悩みを抱えるのかがとてもよく分かります。
この記事では、DTM初心者がつまずきやすいポイントと、曲を完成させるための考え方についてお話ししたいと思います。

1. DTMは「機材」より「完成させること」が大切

近年、YouTubeやSNSを見ると、

・高価なプラグイン
・最新のシンセサイザー
・高性能なオーディオインターフェース

そんな情報が毎日のように流れてきます。

「結局どれを買えばいいんだろう?」と、最初はそこから悩んでしまう方も少なくありません。

もちろん、機材は大切です。しかし、機材は作品を良くするための道具であって、作品そのものを作ってくれるわけではありません。
一番大切なのは、「一曲完成させること」です。

100点を目指して途中で止まってしまうより、70点でも最後まで完成させる。完成させる経験こそが、一番の成長につながります。
そして完成したら、ぜひ誰かに聴いてもらってください。今は配信サービスやSNSなど、自分の音楽を発表できる環境がたくさんあります。最初は友達でも、家族でも、バンドメンバーでも構いません。人に聴いてもらうことで、新しい発見や次の課題が見えてきます。

2. 曲が完成しない人の共通点とは?

僕がよく見るのは、次のような状態です。

・イントロだけ何十曲もある
・音色選びだけで数時間悩んでしまう
・鼻歌のアイデアはたくさんある

もちろん、音色やイメージはとても重要です。でも最初は、「コード」「メロディ」「リズム」の3つだけでも十分です。
まず骨組みを作り、そのあとに音色やアレンジを磨いていく方が、結果的に良い作品になります。

というのも、曲を作り始めた時の「これだ!」という爆発力は、時間が経つにつれて少しずつ薄れていくからです。これは今でも自分自身に起こることですし、プロだから特別ということではありません。
だからこそ、勢いがあるうちに最後まで形にしてしまうことをおすすめしています。

3. 音色選びは「センス」ではなく「理由」

アナログシンセサイザーのツマミに手を伸ばして、音色を調整している手元の様子
音色選びもDTMの醍醐味です。むしろ、「音色を作ることが一番好き」という方も多いのではないでしょうか。
僕自身、楽曲提供では音色選びに時間をかけることがよくあります。その音色のひらめきから、一曲が始まることも少なくありません。

例えば同じコードでも、

・ピアノなら切ない
・ベルなら透明感
・アナログシンセなら力強さ
・ストリングスなら壮大さ

というように、受ける印象は大きく変わります。

実際の制作現場でも、「このメロディはそのままで、音色だけ変えてみましょう」というやり取りは珍しくありません。

音色を選ぶ時に大切なのは、「かっこいい音」を探すことではなく、「この曲で何を表現したいのか」という理由です。音色も、演奏やアレンジの一部だと考えています。

4. 現場で求められるDTMのリアル

DTMは一人で音楽を作るイメージがありますが、「レコーディング」「ライブ」「楽曲提供」など、現場それぞれで求められるものは大きく違います。

例えばライブでは、クリック、同期、ステム、シンセサイザーの切り替えなども考えなければなりません。マニピュレーターという専門の仕事があるくらい、重要な役割です。
レコーディングでは、事前にデモやデータを整理しておくことで録音時間を短縮でき、制作全体のコストにも大きく関わってきます。

また、楽曲提供ではクライアントからの要望に合わせて制作を進めることになります。他のクリエイターと共同制作をする場合は、ファイル名の付け方やデータ整理ひとつで作業効率が大きく変わります。
こうした「音楽以外の部分」も、現場ではとても大切です。現場を知ることで、DTMはさらに面白くなると思います。

5. 効率良く上達するためのおすすめ練習法

おすすめは、「好きな曲を分析すること」です。
コピー(耳コピ)ももちろんおすすめですが、「〇〇風のアレンジならどう作るだろう?」という視点で考えてみることも、とても勉強になります。
分析するポイントは、

・コード
・曲の構成
・音色
・エフェクト
・リズム

などです。
「なぜこのアレンジなのか」「なぜこの音色を選んだのか」そんなことを考えながら曲を聴く習慣が付くと、自然とアレンジ力も身についていきます。

6. レッスンで大切にしていること

レッスンでは、ソフトの操作方法だけを覚えて終わりにはしません。

・曲の作り方
・アレンジ
・打ち込み
・レコーディング
・簡易的なミックス

など、一人ひとりの目標に合わせて内容を組み立てています。

「趣味で一曲作ってみたい」という方から、「オリジナル曲を完成させたい」「コンペや楽曲提供にも挑戦してみたい」という方まで、それぞれの目的に合わせてサポートしています。

7. AI時代のDTMとの付き合い方

近年は、AIを活用した音楽制作も急速に進化しています。僕自身も日々、新しいAIツールを部分的に取り入れながら、DTMの可能性を模索しています。
例えば、アイデア出しやデモ制作、サウンドの方向性を考える際にAIを活用することもあります。

ただ、AIがすべてを作ってくれるわけではありません。
「どんな曲を作りたいのか」「どんな音色を選ぶのか」「どうアレンジするのか」といった部分は、作り手自身の感性や経験がとても重要です。

AIはあくまで、音楽制作をサポートしてくれる新しいツールの一つです。だからこそ、DTMの基礎を身につけたうえで必要に応じてAIを取り入れることで、より効率的で自由な制作ができると考えています。

【まとめ】「完成させる楽しさ」を一緒に体験しましょう!

作曲が終わり満足そうに明るい笑顔を浮かべている女性
DTMは、ソフトの操作を覚えることがゴールではありません。
もちろん操作は大切ですが、使い続けていく中で自然と身についていく部分も多くあります。それ以上に大切なのは、自分の頭の中にある音楽を形にし、一曲完成させることです。

その積み重ねが、自分だけの音楽を作る力となり、次の作品、そして次のステージへとつながっていきます。
機材やプラグインを増やすこと以上に、「完成させる力」と「なぜこの音を選ぶのか」を考える力を身につけることが、DTMを長く楽しみ、成長していく近道だと僕は思っています。


あなたの中にある音楽を、最後まで形にしてみませんか?

作曲DTM科講師のHAJIMETAL先生作曲DTM科講師のHAJIMETAL先生

「サビまでは作れるけれど、その先がどうしても思いつかない」
「ミックスやマスタリングで音がこもってしまい、完成させられない」

もしあなたが一人で壁にぶつかっているなら、ぜひ一度、HAJIMETAL先生の体験レッスンにお越しください!

レッスンでは、ソフトの操作方法だけを覚えて終わりにはしません。「趣味で一曲作ってみたい」という方から、「オリジナル曲を完成させたい」「コンペや楽曲提供にも挑戦してみたい」という方まで、一人ひとりの目標に合わせて内容を組み立てています。
Ableton Liveの操作はもちろん、作曲・アレンジ・レコーディング・ライブ・楽曲提供など、現場で培ってきたプロの経験を交えながら全力でサポートします。

新しいAIツールなどの技術も取り入れながら、あなたにピッタリの制作スタイルを一緒に見つけていきましょう!
まずは体験レッスンで、あなたが今作っている曲や、作ってみたい音楽のお話をぜひお聞かせください。

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