
【はじめに】クラリネットを吹いているときの、こんなお悩みありませんか?
クラリネットを吹いているときに、以下のようなお悩みはありませんか?
こうしたお悩みがある場合、もしかすると「息漏れ」が起きているかもしれません。
① なぜ「息漏れ」は起きるの?原因は肺活量ではありません
クラリネットは、息を入れれば音が鳴る楽器ではありますが、ただ息をたくさん入れればいい、というわけではありません。
せっかく吸った息がきちんと楽器の中に入っていかないと、音に変わる前に外へ逃げてしまいます。口元が少しゆるんでいたり、マウスピースの周りにすき間ができていたりすると、そこから息が抜けてしまいます。
そのときに、「シュー」という音が混ざったり、思ったより早く息がなくなったりするのです。
「肺活量がないのかな」「もっとたくさん息を吸わないとだめなのかな」と思う方も多いのですが、実は息の量だけの問題ではないことも多いです。
もちろん息をしっかり吸うことも大切ですが、たくさん吸っても、その息が横から抜けてしまっていたら、もったいないですよね。
② 解決のポイントは「口の端を寄せる」こと【動画解説】
では、どうすれば息漏れを防げるのでしょうか。
ポイントは、「口の周りの筋肉を正しく使うこと」です。
正しいアンブシュア(口の形)でマウスピースをくわえたあと、口の端をぎゅっとマウスピースの方へ寄せるように意識してみてください。
⚪︎よくない例
⚪︎よい例
イメージとしては、口笛を吹くときの口元に少し近いです。
口の端が横に広がるのではなく、マウスピースの周りに唇を集めていくような感覚です。
③ 注意!「噛む力」ではなく「支える力(口元の筋トレ)」です
ただし、ここで気をつけたいのは「強く噛むことではない」ということです。
息漏れを止めようとして、歯やあごでマウスピースをぎゅっと噛んでしまう方もいるのですが、噛みすぎると音が細くなったり、リードが振動しにくくなったりして、かえって吹きにくくなってしまいます。
必要なのは、噛む力ではなく、口の周りで支える力です。唇の筋肉をマウスピースの周りに集めて、その状態をキープする。これが、息漏れを防ぐための大事なポイントです。
少し地味に聞こえるかもしれませんが、これはいわば「口元の筋トレ」です。
たとえば、体幹トレーニングのプランクも、最初は30秒キープするだけでもきつかったりしますよね。でも、続けているうちに少しずつ長く保てるようになっていきます。クラリネットのアンブシュアの訓練も、それに近いところがあります。
最初から長時間きれいにキープできなくても大丈夫です。むしろ、疲れてくるのは自然なことです。
大切なのは、疲れたときに根性で吹き続けることではなく、「あ、今ちょっと口元がゆるんできたかも」と気づけるようになることです。
そして、練習中に頻繁に思い出すことが重要です。「口元がゆるんできたな」と感じたら、口の端をマウスピースに寄せる意識を思い出してみましょう。
④ 練習のコツは「短い時間で区切り、疲れたら休む」こと

口の周りの筋肉も、体の筋肉と同じです。使って、疲れて、休ませて、また少し使ってみる。その繰り返しで、だんだん強くなっていきます。
そのため、息漏れが気になるときは、長時間続けて吹くよりも「短い時間で区切る」のがおすすめです。
少し吹いたら一度楽器を口から離して、口元をリセットする。そして、もう一度マウスピースをくわえ直して、「口の端を寄せる」感覚を確認してみる。
この小さな確認を何度か入れるだけでも、感覚は少しずつ変わっていきます。疲れたら思い切ってお休みしちゃいましょう!
こう聞くと、「けっこう時間がかかるのでは?」と不安になるかもしれません。でも、必要以上に心配しなくて大丈夫です!
体の大きな筋肉を鍛えるのは時間がかかりますが、口の周りの筋肉は小さいので、意識して練習すると変化を感じやすい部分でもあります。早い方では、1週間ほどで「前より息が漏れにくくなったかも」と感じることもあります。
もちろん個人差はありますが、正しい方向で意識できると、比較的変化が出やすいポイントです。
【まとめ】息漏れが減ると、音色もまとまりやすくなります!

実際に生徒さんからも、
「口元の筋トレだと思って、ゆるんだときに思い出すようにしたら、自然と良くなりました」
「最初は意識しないとできなかったけれど、1ヶ月くらい経ったら、長い時間吹いても息漏れが全く気にならなくなりました」
といった嬉しい声をいただいています。
息漏れが少なくなると、息が長く続きやすくなるだけでなく、音色もまとまりやすくなります。息が外に逃げず、楽器の中に入りやすくなることで、リードも振動しやすくなるからです。同じくらいの息の量でも、以前より楽に音が鳴るように感じる方も多いですよ。
「どこに力を入れればいいか分からない…」そんな時はプロと一緒に確認しましょう!


ただ、アンブシュアは自分ではなかなか客観的に確認しづらい部分でもあります。
「口を締めているつもりなのに、なんだか苦しい」
「息漏れは減ったけれど、音が詰まる感じがする」
「どこに力を入れればいいのかわからない」
そんな風に迷ってしまったら、ぜひ一度、冨菜智子先生の体験レッスンにお越しください!
冨菜先生のレッスンでは、お一人おひとりの口元の形や音の状態を丁寧に見ながら、無理なく息漏れを改善する方法を分かりやすくお伝えしています。
アンブシュアに不安がある方、長く吹くと口が疲れてしまう方、もっと楽に良い音を鳴らしたい方は、まずは体験レッスンでお気軽にご相談くださいね!
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