【はじめに】「音が出ない…私には向いていない?」と悩んでいませんか?

こんにちは!カサメミュージックスクールフルート講師の山﨑琴音です。
「フルートを吹いてみたいけれど、音を出すのって意外と難しい…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
フルートは、見た目はシンプルな楽器ですが、最初に音を出すところから少しコツが必要です。思ったように音が出なかったり、音がかすれてしまったりすると、「自分には向いてないのかな」と不安になってしまうこともあると思います。
私自身もフルートを始めた頃は思うように音が出ず悩んだことがありました。フルートを長く続けている今でも、より自分らしい音色、響きのある音色を目指して学び続け、試行錯誤する日々です。
これまで生徒さんのレッスンを担当する中でも、「なかなか音がでません」「この吹き方で合っているのかわかりません」といったご相談をいただくことがありました。そんなときに大切なのは、「できない」と思ってしまうことではなく、なぜ難しく感じているのかを一つずつ見つけていくことだと感じています。
そこで今回は、私がこれまでのレッスンで生徒さんと一緒に向き合ってきた中から、フルートを始めたばかりの方が音を出すときにつまずきやすいポイントを3つご紹介します。
【ポイント①】息は「強さ」より「安定」!お腹で支えてまっすぐ送り出そう

私が音を出す練習で意識しているのは、息の「強さ」よりも「安定」です。
例えば、ケーキに立てたろうそくの火を、消すか消さないかくらいのイメージです。ほっぺたが膨らむほど強く吹く必要はありません。
大切なのは、そこから息をしっかり支えながら、同じ強さの息をまっすぐ出すことです。
そのためには、呼吸も大切になります。大きな声を出すときのように、お腹に少し力を入れ、息をしっかり支えてあげることで安定した息を出しやすくなります。
ただたくさん息を吐くのではなく、必要な量の息を安定して送り続ける。
その感覚を少しずつ身につけることが、きれいな音を作るための第一歩だと考えています。
【ポイント②】唇は「大きく開ける」ではなく「息の通り道を作る」イメージで
フルートを吹くときは、意外にも大きく口を開けて息を出すわけではありません。
理想的な形は、歯を数ミリほど開け、唇を軽く閉じた状態で、息の力で唇の中央が開くようなイメージです。
「大きな穴からたくさん息を出す」というよりも、小さな息の通り道から、息をまっすぐ送り出すような感覚です。音域によって息の通り道の大きさは少し変わりますが、基本的には意外と小さな通り道から息をコントロールしています。
唇の厚さや形は一人ひとり違うため、全員がまったく同じ形にはなる必要はないと思います。ただ、音を出そうとして唇をぎゅっと締めたり、口元に力を入れすぎたりすると、息がうまく流れなくなってしまうことがあります。
大切なのは、唇を無理に作りこむのではなく、自分の唇の形を活かしながら、息が自然に通る状態を作ること。このような感覚を意識することで、音の出しやすさも変わってきます。
【ポイント③】フルートを構えるときこそ、自分の「普段の姿勢」を大切に
もう一つ、私がレッスンで大切にしていることが姿勢です。
フルートは身体の正面ではなく、横に構えて吹く楽器です。そのため、楽器に身体を合わせようとして、頭や上半身が前や右側に傾いてしまうことがあります。
私が意識しているのは、フルートに身体を合わせるのではなく、まず自分の姿勢を自然に保ったうえで、そこにフルートを構えることです。
頭が肩や身体の上にしっかり乗っていて、横から見たときに身体がなるべくまっすぐになっている状態を理想としています。
姿勢が整うと呼吸もしやすくなり、余計なところに力が入りにくくなります。結果として、①でお話しした「安定した息」にもつながっていきます。
もちろん、実際にフルートを構えるときには、顔の向きや楽器の角度を少し調整する必要があります。ただ、そのために身体全体まで一緒に傾けてしまわないことが大切です。
「もっと強く吹かなきゃ」と頑張るのではなく、息の使い方、唇、姿勢、そして楽器の構え方。それぞれを少しずつ見直すことで、音が出しやすくなったり、音色が変わったりすることがあります。
【まとめ】一緒に原因を探しながら、あなたらしい音を見つけましょう

レッスンでは、生徒さんが一人で悩むのではなく、一緒に原因を探しながら、その方にあった吹き方を見つけていきたいと思っています。
初めて音が出たときや、今まで出なかった音がきれいに鳴ったときの喜びは、フルートを続けていく中でとても嬉しい瞬間です。
フルートの吹き方に一つの正解があるわけではありません。自分に合った吹き方を見つけながら、一緒に自分らしい音を見つけていきましょう。
フルートが美しく鳴り響く「感動の瞬間」を、一緒に体験してみませんか?


「息を吹いても空気が漏れる音しかしない…」
「自分の唇の形だと、上手く音が鳴らない気がする」
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