忙しい人・飽きっぽい人でも続く!1日10分で「美しい声の響き」を作る声楽の発声基礎

カサメミュージックスクール 声楽講師 上久保沙耶先生

忙しい人、飽きっぽい人でも続く!声楽の発声基礎:1日10分で「美しい声の響き」に

こんにちは。カサメミュージックスクール声楽講師の上久保沙耶(かみくぼ さや)です!
「声楽を始めたいけれど、毎日何時間も練習するのは無理」「基礎練習って地味で飽きそう」
そう思って、やってみたい合唱や、ひとりで舞台に立って歌うという夢への一歩をためらっていませんか?
実は、声楽の発声において最も大切なのは「練習時間の長さ」ではなく「いかに正しい感覚を再現するか」です。
今回は、多忙な人、飽きっぽい人にこそ取り組んでほしい、ミニマルかつ劇的に声が変わる基礎の発声をご紹介します。


【考え方】 「飽きっぽい=効率的」!?短時間で声を変える新常識

意外かもしれませんが、飽きっぽい人は効率的に練習ができやすい人な場合が多いです。かくいう私もそんな飽きっぽい人のひとりで、退屈で長い練習が苦手だからこそ、最短ルートで成果を出そうと考えます。
声楽の発声は、「筋トレ」の要素ももちろんあります。長く歌ってない、風邪をひいていてしばらく声を使わなかった。などの場合は、徐々に歌うための喉の身体に慣らしていく必要があります。
しかし、その為には長く練習すればいいというものでもありません。脳と筋肉の連動が一番の近道です。1時間ダラダラと声を出すよりも、「あ、今の響きいいかも!」という感覚を短時間、集中して味わう方が、喉や身体は確実に正しいフォームを覚えます。


【準備編】 鏡は不要!スマホ首をリセットして「声の通り道」を作ろう

スマホ首
スマホ首

忙しい人は、わざわざ鏡の前に立つ時間さえ惜しいはず。そこで、移動中やデスクワークの合間にできる方法をお伝えします。
意識するのは「息をする位置」だけです。
多くの現代人は、スマホやPCの影響で首が前に出て、喉が圧迫され胸で浅い息をしています。これではどんなに練習しても響きません。


正しい姿勢・丹田・頭の位置
正しい姿勢・丹田・頭の位置

頭を正しい位置に置き(ただしガチガチに固めるのではなく、リラックスした状態で)、おへその下の丹田と呼ばれる位置から息を吸い、吐く。
これで深い息が確保され、声の「通り道」が完成します。


【実践編】 スキマ時間でOK!日常動作でプロの響きを掴む3つのメソッド

声楽の王道である「腹式呼吸」や「喉を開く」という言葉は、抽象的で分かりづらいもの。そこで、日常生活の動作に組み込んだトレーニングを提案します。

① お辞儀の呼吸

お辞儀の呼吸

「お腹を膨らませて腹式呼吸……」と考えるのはやめましょう。
椅子に座ったまま、上半身を前に倒して太ももに胸を近づけます。その状態で背中側に空気を入れるように吸ってみてください。背中や腰が膨らむ感覚があれば、それが声楽で必要な深い呼吸です。1日3回、PC作業の休憩中にやるだけでも構いません。


② 驚きの「あ」 (軟口蓋を上げる)

驚きの「あ」 (軟口蓋を上げる)

「喉を開いて」と言われてもピンときませんよね。そんな時は、誰かにサプライズを仕掛けられた時のように「ハッ!」と息を呑んでみてください。
その時、口の奥(上あごの柔らかい部分)が上がった感覚がありませんか? これが声楽でいう、軟口蓋があがった(「喉が開いた」)状態です。この「驚いた時の空間」をキープしたまま、小声で「アー」と言う。これだけで、声の響きはプロの歌手に近づきます。


③ 口の前に片手を当てて歌う練習

小さな声で息を手に当てない

口の前に手のひらを持ってきて、小さい声で「あー」と声を伸ばしてみましょう。その際に口から出る息を手に当てないようにするのがポイントです!まるでロウソクの火に息を吹きかけるのに、火を消さないようにする。という感覚です。
これは響く位置を高く保つ訓練になります。飽きっぽい人でも、これなら無意識に続けられるはずです。


【番外編】 モチベーション維持の秘訣!スマホ録音で変化を実感しよう

基礎練習が続かないのは、いつか歌を始めようかなぁ、という遠い目標しかないからです。忙しい日常に以下の方法を組み込んでみましょう。

継続するエネルギー
継続するエネルギー

• 録音:週に1回、自分の「あー」という1音だけでいいのでスマホで録音してください。1ヶ月前の自分の声と聴き比べると、声が変わっていることに驚くはずです。「自分の声が変わる快感」は、何よりの継続するエネルギーになります。


【まとめ】 毎日数秒の積み重ねで「歌うための身体・喉」を手に入れる

声楽において基礎の発声は、自分自身の身体を楽器としてチューニングする作業です。それは忙しい日常の中で、自分の身体に深く集中する唯一無二の贅沢な時間にもなります。
「毎日30分、1時間練習しなきゃ」という練習時間の呪縛にとらわれず、この記事を思い出した瞬間だけでいいので実践してみると、数秒の積み重ねで「歌うための身体、喉」に近づくこと間違い無しです!


【上久保沙耶先生のレッスンで、あなたの本当の声を引出してみませんか?】

記事で紹介した「お辞儀の呼吸」や「驚きのあ」、実際にやってみていかがでしたか?
「この感覚で合っているのかな?」と思った方は、ぜひ一度、上久保沙耶先生のレッスンを体験してみてください。

上久保先生の最大の魅力は、「生徒さん一人ひとりに合わせた、ストンと腑に落ちる教え方」。感覚で掴みたい方にはイメージや体感で、理屈を知りたい方にはロジカルに、あなたに一番合った「最短ルート」を提案してくれます。

忙しい方には、ご自宅から受講できるオンラインレッスンも大好評!対面と変わらない熱量と、画面越しならではの視覚的な分かりやすさでサポートします。

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