【はじめに】何度弾き直しても、同じ場所でつまずいてしまいませんか?

練習しているのに、同じ場所で止まってしまうことはありませんか?
何度も最初から弾き直しているのに、なかなかうまくいかないと焦ってしまうこともあると思います。
そんなときは、ただ繰り返すわけではなく、練習する範囲や方法を少し変えてみることが大切です。今回は、苦手な部分を少しずつ弾けるようにするための練習方法をご紹介します。
【練習方法①】まずは止まる部分を「1~2小節だけ」切り取る
曲を最初から何度も通して練習するのではなく、まずはいつも止まってしまう部分を1~2小節だけ切り取ってみましょう。前後の部分は弾かなくて大丈夫です。苦手な部分だけに集中することで、「どこで弾けなくなっているのか」「どの動きが難しいのか」が分かりやすくなります。
【練習方法②】テンポを落として、正確に弾ける速さを探す

次に、無理せず正確に弾ける速さまでテンポを落します。例えば、まずは♩=50くらいから始めてみましょう。普段のテンポでは弾けなくても、ゆっくりにすると指の動きや音程、弓の動きなどを一つずつ確認できます。ここでは速く弾くことよりも、正しく弾けることを大切にします。
【練習方法③】「3回連続成功」を目標に、少しずつテンポを上げる
ゆっくりしたテンポで、止まらずに3回連続弾けたら、少しだけテンポを上げます。そして、そのテンポでも3回連続で成功したら、また少し速くしていきます。一気に元のテンポに戻すのではなく、「3回成功→少しテンポを上げる」を繰り返すのがポイントです。少しずつ段階を踏むことで、苦手だった部分も安定して弾けるようになっていきます。
この練習では、途中で一度失敗した場合は、もう一度1回目から数え直してみましょう。3回連続で弾けるようになるまで繰り返すことで、たまたま一度弾けただけではなく、安定して弾ける状態を目指すことができます。また、テンポを上げたときに弾けなくなった場合は、無理に続けず、一つ前のテンポに戻って練習してみてください。焦らず少しずつ進めることが大切です。
【練習方法④】弾きにくい時は「フィンガリング」を見直してみる
何度練習しても同じ場所で止まってしまう場合は、フィンガリングが自分に合っているか見直してみることも大切です。楽譜に書かれている指番号は、必ずしも自分にとって一番弾きやすいとは限りません。前後の音とのつながりやポジション移動を考えながら、無理なく指を動かせるフィンガリングを探してみましょう。
特に、毎回同じ音で指がもつれたり、ポジション移動が間に合わなかったりする場合は、指番号を変えるだけで弾きやすくなることもあります。自分に合ったフィンガリングを見つけることで、演奏の流れもよりスムーズになります。
【実際のレッスンでの例】指番号を変えただけで、スムーズに弾けるように!
実際のレッスンでも、何度練習しても同じ場所で止まってしまうという生徒さんがいらっしゃいました。そこで、まずは止まってしまう部分だけを取り出し、ゆっくりと弾きながら一緒に確認していきました。
その中で、フィンガリングにも弾きにくさの原因があると考え、前後の音のつながりを確認しながら指番号を変更しました。すると、今まで止まっていた部分が弾きやすくなり、「教えてもらったフィンガリングで弾くと、止まらずに弾けるようになった」と言っていただけました。このように、何度も繰り返すだけではなく、弾きにくい原因を一つずつ見つけて練習方法を変えてみることも大切です。
【まとめ】焦らず一つずつ「できること」を増やしていくのが上達の近道です

同じ場所で何度も止まってしまうと、「もっと練習しないと」と焦ってしまうこともあると思います。そんなときこそ、最初から何度も弾き直すのではなく、苦手な部分を1~2小節に絞り、ゆっくりとしたテンポから少しずつ練習してみてください。また、どうしても弾きにくい場合には、フィンガリングを見直すことで解決することもあります。
すぐに元のテンポで弾こうとせず、一つずつできることを増やしていくことが上達への近道です。毎日の練習に少し工夫を取り入れながら、焦らず取り組んでみてください。
「なぜ弾けないのか」原因を見つけて、スムーズに弾ける喜びを味わいませんか?


「毎日練習しているのに、いつも同じ小節で指がもつれてしまう」
「楽譜通りの指番号で弾いているのに、なんだか弾きにくい…」
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