田原歩先生にドラムのオンラインレッスンについてインタビュー!

ドラムのオンラインレッスンは他の楽器よりも少し難しいイメージがあります、実際、対面レッスンでは普段使わない機材を使用したり、レッスンの仕方もオンラインと対面では同様にはいかないかもしれません。
今回はオンラインレッスンの経験が豊富な田原歩先生に、ドラムのオンラインレッスンについてお伺いさせていただきました 。

【講師プロフィール&レッスン内容はこちら】

☆主なレッスン場所
八王子、北野、町田、調布、オンラインドラムレッスン

【オンラインレッスンでは本物のドラムセットは無くてもOK】

-ドラムのオンラインレッスンの場合、生徒様は電子ドラムか練習パッドを使用してレッスンを実施することが多いと聞きました。
田原先生もオンラインレッスンは電子ドラムか練習パッドを使用して行う感じでしょうか?またオンラインレッスンを受講された生徒様の反応はいかがでしたか?

オンラインレッスンをはじめて、最初はご自宅に電子ドラムのある生徒さんに優先して声を掛けたところ結構反応が良く「是非やってみたいです」という感じでした。
そのうちの1人は家から出ずにレッスン受けられるということで、その後もしばらくオンラインレッスンで良いという流れにもなりました。

-今後は練習パッドでのオンラインレッスンも予定はされておられますか?

そうですね、練習パッドだけ持っている生徒様にもオンラインレッスンは勧めようと思っています。
専門学校でも授業を持っているのですが、そこの学生は練習パッドしかない子がほとんどで、オンライン授業も練習パッドのみで行っていました。
その為、練習パッドのみでのレッスンメニューも豊富に準備しており、ドラムセット全体ではどう活かすのかなどをその都度指導していますのでご安心いただきたいです。
今後は練習パッドしかない生徒様にも、随時お声がけしていこうかなとは思ってます。

-電子ドラムであれば、音を伝えるためにスピーカーやインターフェース(パソコンに直接音を流せる機器)などが必要だと思いますが 、やはり生徒様も綺麗に音を流せるインターフェースがオススメですか?

インターフェースをお持ちであればより細かいニュアンスなども指導可能ですが、合わせてマイクなどもご購入いただくとそれなりのお値段はしますので、強制はしていません。まずはスピーカーを用意していただいて、そこから電子ドラムの音と、課題曲の音が出るように皆さんにしていただいてます。

スピーカーもないという生徒さんについては電子ドラムの生音と映像でどこを叩いているかを確認し、指導します。フォームや手順の確認などはこれだけでも十分に指導が可能です。

僕自身はインターフェースとマイクを繋ぎ、自分の声、電子ドラムの音、音源をミックスして、生徒様に聞きやすい環境を整えています。

【電子ドラムの良し悪しについて】

-電子ドラムは、プロのドラマーでも人によっては否定派の人と肯定派の人がおられると思います、もちろん生ドラムを叩いた時の跳ね返り具合や、叩き方によってのサウンドの鳴りなどは 生ドラムでしか分からないと思います、一方で練習をする目的では電子ドラムは非常に有効という意見もあります、このあたり電子ドラムの良し悪しの田原先生の見解をお伺いできたらと思うのですが。

僕自身、元々生ドラムを触るより先に電子ドラムを買ってました。
数ヶ月電子ドラムのみで練習を行った後に、生ドラムを初めて叩いた時の違和感というか、感触の違いにとても驚いたことは今でも覚えています。
ですので、まず生ドラムに慣れてから、もしくは電子ドラムでの自宅練習と並行して月に1回はスタジオに入り生ドラムに触れるなどして、生ドラムと電子ドラムの違いを把握している上で電子ドラムで練習する分には問題ないと思います。

【オンラインレッスンのメリット】

-オンラインレッスンならではのメリットとして、すぐに思いつくことは
・ご自宅にいながらレッスンが受講できる
・スタジオの予約という概念がないのでスケジュールが組みやすい
・レッスンの内容を記録しやすい
などが挙げられると思いますが、実際にオンラインレッスンを実施されてみて感じたメリットなどはありましたでしょうか?

挙げていただいたような要素がまさにそうで、最初はメリットは無いと思ってたのですが、オンラインでしかできないことってやっぱりあって

①ドラムを交代する手間がない

スタジオにはドラムセットが基本的に一台しかないので、見本をお見せしたりするにもその都度生徒様と交代をしないといけないという点があります。
その点、電子ドラムを所有されている生徒様とのオンラインレッスンですと、お互いワンセットずつある状態でレッスンができるので、すぐにお手本を見せたり、僕の演奏に合わせて練習してもらったりっていうのがとてもスムーズに行えます。

なので対面レッスンに戻ったときにそこがちょっとストレスだったり、オンラインだったらこういうのできるのになっていうのが逆にあったりして、それは実際にオンラインレッスンをやってみて初めて気づいた意外な点でしたね。

②Webカメラを利用し、お見せしたい場所を素早くフォーカスしてお見せできる

僕はスマホをWebカメラとして使ってたりするのですが、これを利用するとカメラを手元のアップとか足元のアップなどがすぐに切り替えられたりして
対面レッスンだと生徒さんに覗き込んでもらったりしてたのですが、そういう手間がないので、生徒さんに見せたい部分をリアルタイムで切り替えられるっていうのはすごく良いなと思っています。

また譜面を画面上に表示し、リアルタイムで添削したり、レーザーポインタで譜面を追ってあげたり指し示したりをオンライン上でできるのも大きなメリットです。

③決められた時間をまるまるレッスンに費やせる

対面レッスンの場合はスタジオを1時間で予約すると、ドラムの場合はセッティングと片付けで時間が取られるので、実際45〜50分ぐらいしかできなくて、それがオンラインだと準備ができた状態で始まり、1時間まるまるレッスンができて、終わってそこから片づけられるっていうのがあるので、それもメリットですね。

オンラインレッスンであれば、仮に時間をはみ出してもスタジオと違って迷惑がかからないので、そういう意味で時間の融通が利くっていうのも大きなメリットかなと思います。

④その場でレッスン内容を録画できる。

オンラインレッスンで使用しているアプリには録画機能が備わっており、レッスン内容の記録はもちろん、先生のお手本を録画してあとで確認しながら練習するということも可能です。

まとめ

・ドラムのオンラインレッスンは、生ドラムがなくても「電子ドラム」or「練習パッド」があれば受講可能。
・スタジオを使用する対面レッスンでは基本的にドラムは1台しかないため、交互にドラムを使用しないといけないが、オンラインレッスンではドラムを交代する手間がない。
・スタジオを使用する場合はどうしても準備や入退室の時間が発生してしまうが、オンラインレッスンでは決められた時間をまるまるレッスンに費やせる。
・オンラインレッスン時にスマホのWebカメラを使用する事で、詳細に見て欲しい場所へ素早く視点を切り替えられるので、テクニックのポイントなどを非常に伝えやすい。
また課題の譜面も画面に表示し、添削やレーザーポインタでの指示などもオンライン上でリアルタイムに行える。
レッスン内容の録画が可能なので、レッスン後に自分の演奏内容をチェックしたり、先生のお手本を見ながら練習が可能。

ドラムでのオンラインレッスンは、やはりレッスンをやり慣れてる講師でもオンラインレッスンならではのノウハウや準備が必要です。

田原先生はレッスン経験も非常に豊富であり、オンラインレッスンの特性を生かした様々な工夫をされておられます。

これほどオンラインレッスンのノウハウに精通したドラム講師は少ないのではないでしょうか?

ドラムレッスンに通いにくい場所に住んでおられる方や、スケジュールなど様々な事情でドラムレッスンに通えない方は、オンラインレッスンに興味はあったが一歩踏み出せずにいた方、是非経験豊富な田原先生のオンラインドラムレッスンを検討してみてはいかがでしょうか?

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