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黒田元浩先生にジャズ・ウッドベースについてインタビュー

こんにちは、カサメミュージックスクールです。今回はベース&ウッドベース講師の黒田元浩先生にジャズ・ウッドベースについて詳しくお伺いしました。
黒田先生はウッドベースだけでなく元々はエレキベースで、ポップスやロック等広いジャンルで非常に長けた先生であり、大きな会場からローボリュームで演奏する小さなカフェのような場所まで様々な現場でキャリアを積んでこられておりますので、そういった様々なこともお伺いしたいところではありますが、ウッドベースについてお聞きできる機会は滅多にありませんので、今回はウッドベースを中心にお話をお伺いさせていただきました。

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【講師演奏動画:confirmationテーマ演奏】

☆主なレッスン場所
横浜、新横浜、町田、登戸、宮前平、中山(自宅※駅まで送迎あり)

-まずはレッスンのスタンスについてお伺いしたいのですが、同じ楽器の講師でも講師によって基礎を徹底する方針の方や、基礎練習と曲を並走する講師や、逆にそもそも基礎練習をさせない講師もおられます。
黒田先生のレッスンはどのように進められますか?

生徒様にもよりますが、趣味で習いに来てるか、プロ志向で習いに来るかで教える内容を変えてます。

趣味で習いにきていただいている方に基礎ばっかりでも全然楽しめないので、最初は基礎から入るのですが、基礎練習にあまり興味がないなって思ったら、もう曲に転じてしまう、やりたいことに移行するみたいな感じでレッスンしてます。

プロになりたくて一生懸命やってる生徒様に関しては、徹底的に基礎を叩き込む、みたいな感じですね。

-ベースという楽器の性質上メロディを弾く機会は滅多にないと思います、そうなると生徒様は「曲を演奏する」の概念が最初からが違ってくると思うのですが、曲を選ぶ場合などは好きな曲やバンドなどをヒアリングしてそれに準じて曲を選曲するような感じですか?

そうですね、でも最近俺の生徒はジャズをやりたい方が多くて、ジャズってその場で作ってるような音楽なので誰かをコピーするジャンルじゃないので、そういう面でも「この曲練習したい」というのはないんじゃないのかなと思います。

-たしかにジャズとなれば、より一層「曲を演奏する」という概念では無くなってしまいますね。

多分ベースの人ってポップスとかだったら習いに来なくても、YouTubeとかを見れば弾けちゃうと思います。

ジャズとかは頭を使わないと出来ないので、習いに来る人はそれを習いたいという場合が多いですね。

-確かにジャズを見てジャズベースをいざ始めたいと思っても、まず何からどうしたらいいかわからないかもしれませんね。

難しいですよね、同じ曲でもどれ1つとっても同じ演奏がないので。

楽譜もコード譜しかないので、それをどうコピーさせるかっていうのは難しい。
あと音楽理論も教えて欲しいって人は多いですね。

-黒田先生は、元々ジャズをやっておられたのですか?また現在の音楽活動もジャズでの活動が多いのですか?

最初はエレベ(エレキベース)で、元々全然ジャズじゃなくてポップスとかロックとか今もそちらで事務所に所属してるんですけど、ウッドベースが好きで、ウッドベースを弾くとなると、ポップスなどの世界ではなかなか弾けない環境ですし需要も少なくて、なのでやってるうちに、ジャズ寄りになってきちゃってますね。ここ10年ぐらいジャズの方が多くなってきています。

今はジャズだとセッションホストと、あとは自分のジャズバンドを作ってホテルで営業したりとか、色んなところで演奏させていただいてます。

-リズムのトレーニングはもちろん全ての楽器で重要だと思いますが、ベースという楽器はリズムトレーニングが他の楽器よりも、さらにシビアなイメージを私は持っています。ジャズベースはテンポキープも非常に重要だと思いますが、リズムトレーニングはどのようにされてますか?

俺の中ではリズムトレーニングっていうのはテンポキープがまず出来るようにする事ですね。

あとは1拍の考え方、4/4拍子の1小節は4拍なので、1拍を完璧に理解していればそれが4つ合体した、みたいな感じで生徒さんに教えてます、1拍がどのくらい長く音符を保てているか、キープ出来るかとか、あと1拍の8分音符だったり16分音符だったり、その1拍の中でのリズムの形がちゃんと取れてれば良いみたいな感じで捉えてますね。

ジャズも昔の人の考え方と、今の考え方ってたぶん違うと思います。

昔の人の話を聞くと、誰かがソロをとってる時に、走ったらその人についていくのが正しいみたいなことを言ってる人もいますが、俺はそれが納得できなくて「それはその人の技量がないから走っちゃってるだけでしょ」て思っちゃうんです。

テンポキープが出来てたら、テンポキープしながらソロはとれるはずなので、もちろん人それぞれの考え方の違いなんですけど。

俺はそのためにリズムキープ、テンポキープの練習をする必要があると思います。

みんなが同じテンポで演奏出来てれば、誰かに合わそうとしなくても、必然的に合うわけなので、それを誰かに合わせるってことになった瞬間にグルーヴがなくなると思ってます。

だから個々のテンポと自分自身のリズムを作り出すことが1番だと考えています。

-ジャズの曲やセッションで使用するような曲の多くは、一定のコード進行や短いテーマをループしたりすると思います、ベースやドラムなどはバッキング中心ですので、テーマの時や誰かがソロを弾いている時などでアプローチが変化するようなレッスンもされるのですか?

そこまで出来た生徒さんは、個人レッスンでは教えられない事になってくるので実践メインで現場に連れてってしまいますね。

自分がやってるセッションに、生徒さんも何人か来てくれるんですけど、そういった内容はセッションの現場でしか分からないじゃないですか。

そうなったらレッスンよりは実践に行くみたいな感じになるようなレッスンをしてます。

言葉で説明しても体感で分からないので、生徒さんも頭で分かっても実際味わった方が早いと思います。
自分も逆の立場になったとして誰かに教えられてもすぐに「はい、分かりました」となることではないので、
セッションに行って、何回も体感して初めて理解する感じになると思います。

-セッションの現場などで直に体感していただいた上で、その次ぐらいにレッスンではアドリブソロの内容とかに突入していく感じですか?

いえ、そこが出来たからアドリブソロという考えではなくて、全部並行して行い、アドリブソロも教えつつ、レッスン内で教えきれないことを実践に連れていって教えるという感じです。
なので実践に行かなきゃ分からなかったことが分かったからアドリブ、という感じではないですね。

-ウッドベースの練習をエレキベースで代用することは可能なのでしょうか?

考え方としてはエレキベースでもいけるのですが、肉体的には全然違うので無理ですね。
場所も違うし、自分がエレキからウッドに持ち替えたときに、演奏するのに疲れすぎて1分もたなかったです。

そのぐらい最初は力を使ってすぐ疲れます、そう言う面ではエレキベースを代用にはできないですね。
ウッドベースとして楽器を鳴らすにはちゃんとしたサイレントベースを買うか、本物のウッドベースを買うかにしないとですね。

-エレキベースが上手くても、その人がウッドベースを始めて触っていきなり出来るというのは難しいということですね。

絶対無理です、ちゃんとレッスンを受けないと。

俺が1番苦手なよくあるパターンは、ただエレキベースをウッドベースに持ち替えただけのプレイヤーみたいになっちゃうことです。

それだとやってることはただ楽器を持ち替えて、ちょろちょろ弾いてるだけで、実際ウッドベースの鳴りを出せてない方が多かったするので、ウッドベースのちゃんとした練習をして欲しいと思っています。

-ありがとうございます、最後にベースレッスンを受けようか迷っている方に一言お願いいたします。

どの楽器も弾ける様になるまでは練習が大変ですが、楽器を弾ける様になる事でバンドを組んだり色々な人と知り合えたり、趣味が増えたりと人生が豊かになると思います。
ベースはある意味、独学でも何とかなりそうな楽器ではありますがレッスンを受ける事により、上達への近道を習えると共に独学で演奏している人より違う考えを持って演奏することが出来ます。

それは理論だったり技法だったり色々なジャンルだったり。
それを手軽に習えるのがベースレッスン。
そんなレッスンを気軽に体験してみてください。

まとめ

・今回は黒田先生にジャズベースについてお聞きしましたが、ロックやポップスでのベースもされておられる守備範囲の広い先生です。

・ジャズの演奏ではライブやコンサートはもちろんのこと、ジャズセッションのセッションホストとしての経験も豊富な先生ですので、より実践的なセッションのノウハウを学べる。

・ウッドベースはウッドベースの奏法があり、小手先のテクニックではないしっかりしたウッドベースの奏法を学べる。

今回は黒田先生にジャズのウッドベースに主にフォーカスして、お伺いさせていただきました。

セッションのノウハウというのは、プロミュージシャンや講師をやっておられる方でも得意不得意もあり、どんなに一人で練習して基礎やテクニックを伸ばしたとしても、セッションのノウハウはセッションの現場の実践経験がなければほとんどつかないと言っても過言ではないと思います。

セッションをやりたい方やジャズベースを習おうと思っても、近くの音楽教室のベース講師がセッションに長けたベース講師ではない可能性もあります。

また、ベースという楽器は音楽的にアンサンブルの全体を見渡す視座の広さが非常に重要ですので、ベース初心者の方もプロ志向の方も、百戦錬磨の経験とそれを裏付ける圧倒的な技術を持っておられる黒田先生のレッスンを受けてみてはいかがでしょうか?

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